「わざわざの働き方」は環境づくりの軌跡

長野の山の上にわざわざという名前のお店があるそうです。
パンと日用品のお店で、オンラインショップもやっておられますが
実店舗の営業日は、木・金・土曜のみ。

山の上のアクセスが良いとは言えないロケーションだそうですが、
それでも「わざわざ」来る人が絶えず。
年商1億7千万円!
さらに、「ここで働きたい」という人が絶えない・・・と聞いて関心を持ちました。
なぜだろう? ということで、
わざわざが出しておられる本を読んでみました。


「わざわざの働きかた」 
 わざわざのオンラインショップで販売されています。

 わざわざで働きたい方は必ず読む課題図書だそうです。

 ◎アルバイトのメリットは自由。正社員のメリットは社会的保障。
(アルバイトは完全フリー出勤制)  
 ◎好きなものを作る
(パン以外にも、自分たちが欲しいと思ったものを年に1,2種商品開発して販売)
 ◎パンを作る量は固定。(天気や来客予想で変動させない)
 ◎丸い組織
 ◎店主とベテラン社員が同時期に産休!その時お店は・・・
等々。


たくさん気になるフレーズやエピソード、「なるほど!」と思う
店主、平田はる香さんの哲学が ちりばめられています。

全て読み終わって感じたのは
「コツコツと積み重ねられた環境づくりを形にしたのが『わざわざ』なのだ」
ということでした。

2009年にお店を始めてからずっと。
自分のやりたいこととできないこと、理想を考え抜いてコツコツ実践。
試行錯誤を積み重ねてご自身のやりたいことを叶えるための環境づくりを
手抜きをせずにしている方なのだと感じました。

それは店主の選り好み、という意味ではなく。
組織としてどこへ行こうとしているかそこへ行くために必要なことは何か、
を考えてお店や組織に必要なことを取り入れておられるように感じます。

「自分のお店」だけど「独立した生き物(生命体?)」のような捉え方にも感じます。
(うまく表現できませんが)

ecorazón

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